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「素敵なメロディ」という名のギフト

2015/6/6 土曜日

朝8時の新幹線で一路、神奈川へ。
昼前、新横浜駅着。迎えに来てくれた古い友人Iのベンツに乗り込み、まずは鎌倉へ。紫陽花の咲き始めた古都を巡る、、、というわけではなく、鎌倉駅前の某ギャラリーで、俳優であり武術家であり、絵師でもある榎木孝明さんの個展が、本日より開催されるという情報を入手しており、「たぶん会えるのではないか」という根拠なき直観に従ったものだ。
ちょうど1週間前、BSで榎木さん主演の映画「半次郎」を見て、彼の示現流の構え「蜻蛉」を目にしたとき、この人は本物だと(詳細はこちら)。
彼のことを色々調べミーハーになった僕は、彼にメールで短いファンレターを送ったりもしたわけなのだが、はたしてギャラリー会場にはほんとに榎木さんがいらっしゃるではないか。
話しかけると、僕のメールの内容(武術関連のこと)をよく覚えていらっしゃり、広島から来たことにも驚いておられた。
2週間つづく個展の初日である今日のみ、会場に顔を出すことになっていたことにも勝手に縁を感じるし、なにより、僕の人生で「この人に会いたいな」と思って、会えなかったことはただの一度も無いのだ。今回は最短の事例となった。
「実は今夜、藤沢でライブをやることになってまして、リハに遅れそうなのでこれで失礼します」と告げると
「ええっ、小林さん、もう帰っちゃうの?もっと武術のお話ししましょうよ」とおっしゃった時は吹き出してしまった。なんとチャーミングな方なんだろう。
いつか再会し、彼の武術論をうかがいたいし、僕の心体育道のことも紹介させていただきたいと思うのです。

さて、鎌倉から藤沢へ行くのに、「湘南の海が見たい」という僕のリクエストに応じ、Iは海岸線のR134を走ってくれた。江の島から茅ヶ崎まで、左手に広がる景観は、まさに太平洋のスケール。何度も足を運んで馴染みのある沖縄の太平洋や東シナ海ともまるで違うのは、火山帯の影響だろう、砂も海も黒っぽいということ。それゆえ景観が締まり、海との対比が際立って、よけいに広く感じてしまう。きょうは低気圧の影響でいい波が立っており、多くのサーファーが豪快な波乗りを楽しんでいる。
自転車のサイドに取付けた特殊なキャリアに、サーフボードを積んだウエットスーツ姿のサーファーが、ペダルを漕いでミズスマシのごとく次々と道路を横切る光景も、ここならでは。ビーチテイストのカフェやレストランもずらっと立ち並び、一瞬、ここに引越したくなった(笑)。

予想外の渋滞につかまったため(その分、海はゆっくり見れた)、40分遅れで会場の「Bar Cane's」入り。主催者のチュウソン氏、地元のユニット「龍麿3」や、東京からの高満洋子ちゃんはじめ、カワちゃん、梶山シュウ、椎名さんなど広島組も含め、ほとんど見知った顔で、入った瞬間からホームグラウンドのような居心地の良さ(笑)。
挨拶も早々に、リハをやり、定刻通り午後7時よりライブイベント「仁義ある瀬戸内ナイト」スタート。

出演順
龍麿3(端山龍麿+大澤イット+上原“ユカリ”裕)
三代目春駒
カワムラ
高満洋子and上原“ユカリ”裕duo
しーなとシュウ

僕は「しーなとシュウ」に手伝ってもらって約30分。
セットリスト:
「空蝉(フトゥヤラ)」>「風炎(フトゥヤラ)」>「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「ヨーデル潮干狩り」>「演歌・夫婦蛸」>「その男ヨシオ」

梶山と椎名さんによる鉄壁のグルーヴの追い風を受け、のっけからフルパワーとなり、満員御礼のお客さんも、沸きに沸く。
僕だけではない。
龍麿3(端山龍麿+大澤イット+上原“ユカリ”裕)、カワムラ、高満洋子and上原“ユカリ”裕duo、しーなとシュウ、そして出演者全員によるセッション(上原“ユカリ”裕が在籍した山下達郎率いる「シュガーベイブ」の名曲「素敵なメロディ」)まで、奇跡のような音の響宴がつづいたのだ。
長いミュージシャン生活で、これは生涯記憶に残る夜である。
主催者のチュウソンさん(日本の誇る洋菓子店「鎌倉小川軒」の若旦那)、Bar Cane'sのマスターであるゲンちゃん、DJカズマックスさん(インターバルで延々広島出身のミュージシャンの曲を流してくれた)、スゴ腕PAのアイザワさん、瀬戸内テイストの料理を出してくれたロケットデリのマスター、MCまでやってくれた龍麿さん、共演者の皆さん、そして素晴らしいオーディエンスの方々、素晴らしいギフトをいただき、感謝のしようがありません。っつーか、泣きそうです。
音楽やっててよかったわいの。
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ありがとうございました!

夫婦蛸はもちろん、その男ヨシオの最後のところ、「Get up, stand up!」でウルっときてしまいました。シーシューさんとの息の合ったコーラスもサイコーでした。またお会いしたいです。
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三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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