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逆境経営

2014/8/21 木曜日

午前中、身体トレーニング、雑務など。

午後より通常業務。

スケジュールを新フォーマットに切り替えて「あれこれやりたいことが多過ぎるがゆえの焦り」が払拭できた。
体はひとつしかない。これでいこう。
今後、僕のアクションに関し、旧知の方からもやりかたを批判されるかもしれないが、人生も一度きり。すまん。これでいかせてもらう。

2年前だったか、岩国の山奥にある「旭酒造」の社長、桜井博志さんを某季刊誌の仕事で取材させてもらったことがある。こちらの「獺祭(だっさい)」が、知る人ぞ知る酒として話題になり始めた頃だ。
その後、獺祭は大ブレイク。今年は彼の自伝「逆境経営(下の写真)」がダイヤモンド社から出版され、この盆にじっくり読ませてもらった。
そこには以前の取材では誌面と時間の制限上聞き出すことのできなかった、桜井社長の苦闘の歴史が綴られており、しばし絶句。なんども自殺を考えていたなんて。
そして、なにより共感したのが、常識や慣習にとらわれないことの重要性だ。

「できること」と「やるべきこと」をはき違えない。
捨てる勇気を持つ。
「普通」は、すなわち「負け」である。
よりすぐれた酒を目指して「変わる」ことこそが伝統である。
従来策へのテコ入れは、既存戦略の延長にしか過ぎない。

、、、などなど、彼のスタンスや考え方は「ダイレクトレスポンス・マーケティング」そのものと言っていい。
経営の一番苦しい時期に、杜氏や蔵人全員に逃げられたとき、驚くべきことに彼は好機ととらえた。
「よし、これで杜氏に遠慮して安易に流れていた酒造りをやめることができる。これからは、素人感覚全開で自分がしたいように造ろう!」と。
プロフェッショナルと言われる立場にある人ほど、実はプライドが邪魔してこれができないのだ。
桜井社長が「したいように造る!」は世間が求めているものを造る、であり、杜氏(旭酒造の)が自分の好みや主義で造るのとはまるで次元が違う。
もちろん僕は杜氏のこだわりが凝縮された酒も好きだが、他人がやらないこと、気付かなかったことの集大成が「獺祭」という類い稀な日本酒へと昇華したのだと思う。

土砂災害から2日目。
当たって欲しくない予想だったが、さらに死者、行方不明者が増えている。
新しく身元が判明した土砂災害死亡者の中に中学の同級生の名前があった。
特長のある名前なのですぐわかった。
奥さんらしき人の名も。
以前は隣町の大河に住んでおり特に親しいわけではなかったし、40年近く会ってないが、ご冥福をお祈りしたい。
皆さんも充分お気をつけて。
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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