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面会謝絶の無菌室でも仕事は案外フツーにできる

2020/6/22(月)

私の半年に及んだ闘病生活を時系列で振り返るシリーズ、その11。

「治療プログラムには100%従いつつも
受け身になりすぎないための闘病スタイル:episode11」
~面会謝絶の無菌室でも仕事はフツーにできるのだ~

半年間の治療が終わり、多くの方から
「いよいよ仕事にも復帰ですね!」
などとお声をいただくのだが
実は、昨年末の最初の入院から3週間後には仕事やっていた。
けっこうフツーに。
私の数ある仕事のうち、収入の大半を占める
マーケティングコンサル、執筆、メンタルコーチングは、
随分前から、たまにオンラインでやっており、
入院中でも、まぁどうにかなるだろうと。

広島赤十字病院の無菌室にはWiFi設備がなかったので
自前で用意する必要があったが、これも低廉でコンパクトな
「楽天モバイル」で充分(写真の真ん中の白くて小さいやつ)。
これを愛用のノートパソコン「MacBookAir」につなげ
Skypeでコンサルティングやコーチングのほか
しれっと広告代理店主催の企画会議にも参加。
代理店の人などは私が無菌室から会議に参加していることに
最後まで気づかなかった(笑)。
ロゴのデザインもやったし
私が運営する、有料オンラインサロンの会員向けに、
無菌室からセミナー動画の収録&配信も。
この時は体重が10キロ落ちて微熱もあり
抗がん剤の副作用による口内炎の激痛でうまく喋れなかったが
「こんな型破りなコンサルは世界で俺だけじゃろ」
というヘンな自負もあり、なんとも痛快であった。

ビジネス経済誌への連載もここで書いた。
いつもは数百冊の蔵書に囲まれたオフィスで執筆していたが
それらの資料にまったく頼らずとも
スラスラとキーを叩けたのには自分でもびっくり。
本の内容は、すべて頭の中に入っていたのだ。
アナウンスのトレーニングも続けていたので
TVCMのナレーション依頼があれば、
「いまちょっと忙しいんスけど、ここらへんなら」と
入院中であることはナイショで
一時退院予定の日時を伝えて調整してもらい、
何食わぬ顔でスタジオに行って収録し、再び入院(笑)。

4月あたりからコロナにより
世間がオンラインや在宅にシフトし始めると
取引先もネット環境を整え始め
仕事はよりやりやすくなった。
ということで、
かつてないレベルでオンラインの親和性が増してきているいま
入院中でもかなりの仕事がやれてしまうのだ。
入院生活の後半では、私が病室でブツブツいってると
入ってきた看護師が
「今お仕事中かしら?」と確認するようになりましたとさ(笑)。
(次回いよいよ最終回)
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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