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不安は放置せず、冷静かつ徹底的に向き合う

2020/6/13(土)

私の半年間の及んだ闘病を時系列で振り返るシリーズ、その2。

「治療プログラムには100%従いつつも
受け身になりすぎないための闘病スタイル:episode2」
〜不安を解消する唯一の方法〜

昨年11月中旬に突然体調を崩し、
それから一週間後には心の準備もできないまま
広島赤十字病院に入院、高強度の抗がん剤治療を開始。
しかも放置しておけば翌月には
あの世に旅立っている可能性大、、、
このようなフクザツな状況で不安や恐怖を感じない人は
いないと思う。
こんなとき、よくある自己啓発本には
「何事もポジティブに考え笑顔で過ごす」
「感謝の気持ちを忘れない」
「自然とのつながりを意識する」
「不安を手放して瞑想する」
などという寝言が書かれているが
不安は一向に解消されないばかりか
極限環境でこのようなことを無理してやっていると
やがて自己嫌悪に陥り、
鬱状態になってしまう危険性がメチャ高い。

30年近く、
マインドプロファイリングや発想術、コーチング技術を
その道の世界的権威から学び、実践し
その集大成として開発した「オクターヴ・メソッド」という
脳域拡張エクササイズを指導している私の不安解決法は、
ただひとつ、
「不安は放置せず、冷静かつ徹底的に向き合う」である。

やり方はいくつかあるのだが、
この時やったのは「不安の正体を知るための記述」だ。
まず、普段使用しているビジネス手帳に
*抗がん剤投与の治療スケジュール
*抗がん剤の種類とその目的
*抗がん剤の副作用と対処法
*食事や水分を取る上での注意事項
また、実際に抗がん剤投与が始まってからは
*食欲や便通、倦怠感、体重など身体的変化の観察
*痛みや不具合が発生した箇所
*筋トレや武術養生法のメニューや
タイミングのチェック(担当医や薬剤師にも相談)
*抗がん剤、抗生剤、輸血など各点滴にかかる時間
、、、などを詳細に記述。
また少しでも疑問に感じたことは
担当医、薬剤師、看護師に質問しまくってメモした。
体重が10kg落ち、
握力もなくなった手で必死にペンを握って書いた。
それが下の写真だ。

通常、人は
AならばB、BならばC、、、というように
単一の直線的思考が一般的。
たとえば、
あなたの周りの誰か親しい人を思い浮かべて欲しい。
ある事象が起こったとして、
それに対するその人の反応(発する言葉や態度)は
シナリオをかけるほど容易に想像できるだろう。
その人も単一直線思考、つまりワンパターンだから。
しかし、これだとたちまち行き詰まってしまう。
一方、不安をすべて記述し「明らか」にすると
単一直線思考から簡単に抜け出せ
それぞれの事象の相関関係も冷静かつ客観的に見て取れ、
おのずと問題の攻略法もはっきりする。
今心配すべき必要がない箇所もわかり労力も節約できる。
「オクターヴ・メソッド」でいう「多重思考術」だ。
ちなみに、
この相関関係を仏教哲学では
「縁起(縁によって起こる=存在は関係性によって生まれる)」
相関関係を自在に俯瞰することを
「観自在(思い込みにとらわれず自在に観る)」
と言っている(たぶん。笑)。
さて、不安や疑問を記述したら頭の中がスーっと整理され
いつもの闘争心やふてぶてしさが戻ってきた。
今やるべきことが明確となり、そこに100%集中できる。
戦闘開始だ。
(つづく)
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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