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「主語」のない展示

2019/4/14 日曜日

終日、連載用の原稿執筆。
伝えたいことが多すぎて、なかなか文章がまとまらなかったが、夕方、無事着地。

写真:広島平和記念資料館本館が、この25日にリニューアルオープンを迎えるが、新しい展示プログラムを紙面で見る限り、古臭いというか、あいかわらずの文脈というか「心に訴えかける展示」には程遠く、
まったく本気さを感じない。
絶対不謹慎と言われるだろうが、僕ならユニバーサルスタジオジャパンでやっている「進撃の巨人」の3Dライブシアターのようなスーパー・バーチャルで、爆心地での被爆のビフォア&アフターを超リアルに体験できる施設を作る。
「原爆は戦争を終わらせるために必要だった」だの、「日本の軍国主義が結果的にこういう惨事を招いた」だの、寝言をいう連中に
「それなら、あんたもいっぺん爆心地で死んでみなはれ」と3Dゴーグルをつけさせハイテク臨場空間へ放り込むのだ。
で、すさまじい映像、音、振動による阿鼻叫喚の地獄絵図を、キノコ雲の下に身を置いて浴びてみろ、と。
VRといえど、あらかじめ心臓マヒをおこす恐れのある人は、事前の健康診断で把握し、体験させないようにすればいい。
戦争に正義もクソもない。
どこかの民族が取りわけて残忍なわけでもない。
人は、すべて等しく、戦争によって狂わされれば、遠慮なく殺し合う生き物。
その「業」を最新ハイテク機器を駆使して「体感」させるべきと思うのだ。
いつまでも「主語」のない展示をしていてはダメだな。
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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