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「want to」を超えるもの

2018/4/14 土曜日

先日、ある会社員の方から「やりたいことがあるのに、会社がチャンスを与えてくれない」との相談を受けた。
「やりたいことがある」は素敵なことである。
コーチングの大家、故ルー・タイス氏も「have to(ねばならない)ではなく、want to(やりたい)のほうを優先しろ」と言っている。
が、いまひとつ釈然としない。
なぜなら「やりたいこと」「好きなこと」をやって苦しんでいる人を多く知っているからだ。特にビジネスにおいて。
で、今日。昼メシ食いながらテレビでカープ2軍の中継を見ていた時のことだ。
解説者が、バッターボックスに立った、ある若手選手をこう評した。
「彼は開幕戦で1軍に上がったんですが成果を出せなかったですね。なにしろ彼は変化球が苦手。だから、変化球に対応できるよう今2軍で、寸暇を惜しんで練習しているようですよ」と。
これで腑に落ちた。
2軍落ちしたこの選手は「やりたいこと」の上を一歩踏み出したのだ、と。
「やりたいこと」だけの選手であれば、彼はピッチャーに
「オレは変化球なんか打つ気はない。とっととストレートを放りやがれ!」と言えばいいのだ。
そうしないのは彼が野球を「愛して」いるからだ。1軍で大歓声を浴びることを夢見ているから、これまでの自分を捨てることも厭わず、苦手なことにもチャレンジできるのである。
「やりたいこと=want to」は、時に一方的だ。そこに利他性はない。周りからすれば「勝手にやってろ」となり、恋愛同様、ビジネスも成就しない。
さらにまずいことに、そのうち新しいことが受け入れられなくなり、「want to」で始めたことが、いつのまにか「have to」に成り下がってしまう。
ということで、結論。
「やりたいこと=want to」に利他性、つまり相手を思いやる「LOVE」が加わってはじめて物事は好転する、、、というのが要諦ではなかろうかと。
「want to」だけじゃダメなのだ。
「やりたいことがあるのに、会社がチャンスを与えてくれない」のなら、どうやれば会社がオーケーするのか、相手を観察し、仕組みを変えるべく積極的に働きかければいい。
そうしない、あるいはやるつもりもない状態を、独りよがりという。
ビジネスも人もやっぱり「愛」なんだよ。そこに伸び代が生まれるんだよ。
写真 7
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三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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