名作は色褪せず
2017/11/6 月曜日
今週は業務がてんこもりであることは重々承知しつつも、先週の公開から気になってしょうがなかった「ブレードランナー2049」を先に見てしまえと、昼イチ、「八丁座」へ。
「ブレードランナー」公開から35年。その翌年のリバイバル上映が、当時僕が映写技師として勤務していたサロンシネマであり、もちろん僕がフィルムを回したから、セリフを覚えるほど見入ったものである。
見入った、というより魅入った、が正しい。今でこそAI論議は珍しくないが、すでにこの段階で近い将来人間に限りなく近ずくか、凌駕することになるかもしれないレプリカントに「魂」や自我は芽生えるのか、そういった未来を先取る視点にガツンとやられたと。
はたして、その続編の今作。2時間43分という長尺は、八丁座のソファーのごとき極楽シートゆえケツが耐えられた、それが見終えたときの正直な感想だ。
いや、駄作とは思ってない。おそらく第3弾もありそうで、それも一応見に行くだろうが、第1作はそれほどまで遥かな高みにあることを思い知ったわけ。
そして、映画史に残る怪演というか、ほんとに怖かった、戦闘用レプリカント役のルトガー・ハウアーこそ、第1作の真の主人公であり、最高の詩人にして聖人でもあったと再認識するのである。
少々じゃ越えられませんよ、アレは。名作とはそういうものだ。

今週は業務がてんこもりであることは重々承知しつつも、先週の公開から気になってしょうがなかった「ブレードランナー2049」を先に見てしまえと、昼イチ、「八丁座」へ。
「ブレードランナー」公開から35年。その翌年のリバイバル上映が、当時僕が映写技師として勤務していたサロンシネマであり、もちろん僕がフィルムを回したから、セリフを覚えるほど見入ったものである。
見入った、というより魅入った、が正しい。今でこそAI論議は珍しくないが、すでにこの段階で近い将来人間に限りなく近ずくか、凌駕することになるかもしれないレプリカントに「魂」や自我は芽生えるのか、そういった未来を先取る視点にガツンとやられたと。
はたして、その続編の今作。2時間43分という長尺は、八丁座のソファーのごとき極楽シートゆえケツが耐えられた、それが見終えたときの正直な感想だ。
いや、駄作とは思ってない。おそらく第3弾もありそうで、それも一応見に行くだろうが、第1作はそれほどまで遥かな高みにあることを思い知ったわけ。
そして、映画史に残る怪演というか、ほんとに怖かった、戦闘用レプリカント役のルトガー・ハウアーこそ、第1作の真の主人公であり、最高の詩人にして聖人でもあったと再認識するのである。
少々じゃ越えられませんよ、アレは。名作とはそういうものだ。

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