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神経可塑性という希望

2017/11/5 日曜日

終日、雑務。

ウチの道場には、門下生を含めると、病院で「治りません」と言われた難病指定などの疾病(癌は除く)を、西式健康法をはじめとする養生法で自力治癒させた人がかなりいる。
で、なぜ短期間で治ったのか僕も興味があり、さまざまな文献を読み漁っているのだが、西式以外の学術書で唯一近いかもと思えるのが、アメリカの著名な精神科医・精神分析医であるノーマン・ドイジ博士の「脳はいかに治癒をもたらすか」である。
アメリカでもミリオンセラーになった本で、神経可塑性研究の最前線がよくわかるのだ。
神経可塑性とは、自己の活動や心的経験に応じて、脳が自らの構造や機能を変える性質のことを指しており、現代科学のもっとも重要なブレイクスルーとして注目されている。
ここでは詳しくは書かないが、うちの門下生のうちの二人が難病を治しただけでなく劇的な好転を遂げたのは、この本の第2章「歩くことでパーキンソン病の症状を突っぱねた男」でかなり説明できそうな気がしている。
我が師、廣原先生からも「そのことは文章にまとめて発表してみたら」と言われたこともあり、同じ症状に苦しんでいる人の参考になるなら、こんなに嬉しいことはないし、検証する意味は大きい。
特に男の子の場合は、あやうく特別学級に入れられていたかもしれないのだ。
あんなに短期間で治るなら、世の中には特別学級ではなく普通学級に通っていいはずの子供もたくさんいるはず。
AIが人間の知能を超えることをシンギュラリティ(技術的特異点)というが、世界ではどのレベルから先が人間を超えることになるのか、そういう議論が交わされる中で、いまだ「~であらねばならない」「~するべき」的な日本人社会の狭小な価値基準や強い思い込みが、新たな学びや気づきを遅らせているように思えてならない。
写真 5

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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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