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エリートを嘲笑え

2017/7/1 土曜日

午前中、フェニックスホールにてボランティアの日本語指導。
きょうの生徒は中国人のFさん。これまで日本語指導用のテキストを何種類も使ってみて思うのは、その編纂レベルの低さだ。
執筆、ナレーションなど、公的な日本語を使って仕事をしている立場からみると、まったく実践的ではない。
もちろんテキストを編集する側に悪意などあるわけはないのだが、中学と高校でトータル6年間英語を学んでも日常会話すらロクに話せないカリキュラムに異論のでない国である。
こういうシステムに慣れ親しんだ結果が、このテキストなのだろう。
学問でもスポーツでも、習得システムの形骸化が進化を遅らせる。
すべての常識を根底から見直した、青山学院駅伝部の原監督がぶっちぎりの成果を上げることができた理由もここにある。
最近、安倍内閣や安倍チルドレンとよばれる代議士たちのありえん失態がマスコミを賑わせているが、魑魅魍魎のごとき彼らをのさばらせてきたのは、ちょっと有名な大学卒だったり弁護士やTVタレントを安易にエリートと持ち上げてしまう日本国民のイナカッペ的体質に原因がある。
昨年の春から安くはないカネを払い、著名な学者の講座を受けているが、たとえばその中の「分析哲学」ですら、日本ではまったく入ってきていない。っつーか、哲学といえば京大ではいまだ「カント」とかやってるらしい。
AI研究の発端となった分析哲学はアメリカの一流大学のいくつかの修士課程クラスでは、20年くらい前から教えているポピュラーな内容だそうだ。世界大学ランキングで東大が30位、早稲田や慶応はベスト100にも入ってないという事実からもその差がうかがえる。
学問は、宗教とは違い、鵜呑みするものではない。
つねに強い問題意識を持って挑み、実践研究を厭わぬ冒険者しか、その先には踏み込めないのだ。

写真:アメリカの超のつく一流大学院哲学科計算言語学科研究科にて、日本人として初の計算言語学の博士号を取得した教授の講義を聞いたあとでは、別の日本人教授が日本語に訳したクリプキの「名指しと必然性」ですら、誤訳だらけであることが理解できる。とはいえ、読んでおいて損はない。というか知らずしてAIも宗教もマーケティングも語る資格はない。
写真
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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