自分の頭で考える

2013/8/26

午前中一杯、昨日書き上げた原稿をリライトし、プロダクションへメール送信。先方もよもやこんなに早く原稿があがるとは思っていないだろうけど。

本日、松山市教育委員会が松山市教育委員会が「はだしのゲン」の閲覧制限を撤回した。この一件に関し、僕の考えをfacebookにアップしたものを以下に転載する。

僕が高校生の頃だったか。
朝の生ラジオ番組のゲストとして
故・遠藤周作さんが出ていた。
パーソナリティが「遠藤さんの小説、入試問題に使われてましたね」
と言った。
江戸時代のキリシタン弾圧を題材にした「沈黙」の一節です、と。
「へぇそうなの」と遠藤さん。

「踏み絵」を強いられた主人公が信者を守るため、
すり減った銅板に刻まれたキリストの顔を、あえて踏みつける。
試験問題は、そのときの主人公の「痛み」について問いかけていた。
「足が痛かった」「心が痛かった」など
計4つの選択肢があり、正解が「心が痛かった」となっていたと
パーソナリティが言うと、
遠藤さんは「なんだよそりゃあ!
足が痛かった、でも正解だ。すべてが正しいんだよ!
つまんない問題にするな!」と
カンカンに怒ったのだった。

文学、音楽、舞踏、映画、アートなどなど
この国では表現の自由が「ある程度」保証されている。
それを見て、読んで、聞いて、どう感じるかは、
その人その人の自由であり、権利であり
そこに多様性の面白さ、感受性・個性の躍動があると僕は思う。

松江市教育委員会が「はだしのゲン」を閲覧制限するとの
ニュースを聞いて思い出したのが
何十年も前の朝に聞いた、このラジオだった。

僕も含め国内外の多くの子供が読んできたものを一方的に「悪書」と決めつけ封印しようとした松江市教育委員会メンバーに「イマジネーションの欠落」を思った。
この本が正しい、と言いたいのではない。
僕は自分の子、甥っ子、小6の道場生にも
「描いて(あるいは書いて)あることを絶対に鵜呑みにするな。テレビもそう。自分の頭で徹底的に考え、気になったら自分の目で確かめて来い。
そして自分と意見の違う人も尊重せい。それが人間の知恵じゃけぇの」と常に言っている。

紋切り型の、学校の先生が用意した予定調和の答しか思い浮かばないような、
それをまた他人に押し付けるような
思考停止状態こそ「危険」であると僕は考える。
DSC05012.jpg
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三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
コーチ&コンサルティング型クリエイティブオフィス「西瀬戸メディアラボ」代表。メンタル&フィジカルコーチ、マーケティングコンサル、ライター、ナレーター、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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