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なければ自分で作ればいい

2021/8/30(月)

表現者である私は、昨年5月の寛解、そして、今年5月の薬の全摂取廃止より
あらためてどのような情報場に身を置くべきか、あるいは目指すべきかを考えてきた。
結論は、どこにもない、である。
身を置きたい場所はないし、見本とすべきフィールドもない。
ビジネスモデルも前時代的で生産性がないし、私がやろうとしている表現形態を
位置付けるジャンルも存在しない。
ならば全部自分で作ればいいと。
すっきりした。ヒジョーに。
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長尺ナレーション、、、「経正」という新しい武器、、、

2021/8/27(金)

午後イチ、ナレーター業務で安芸郡府中町の某音楽スタジオへ。
通常、企業PVやCMなどを収録する場合は、その手のスタジオで行うわけだが、現在コロナの非常事態宣言下につき、
閉鎖するスタジオが少なくないらしく、音楽スタジオになったと。
約10分ちょいの長尺で、固い専門用語ふんだんの原稿ながら、手こずることもなくスイスイと終了。

さて、このところ車での日帰り出張が多い。運転中、さまざまなジャンルの音楽を爆音でかけているのだが、先日ある曲を聴いていると、まったく自然に能の「経正」の一節がついて出て、そのあまりのかっこいいシンクロぶりに鳥肌がたった。
「経正」。これは来月の能の発表会で私がシテ役の経正をやることになっている演目であり、日々謡い込んでいるというのもあるのだろうが、これはすごい発見。
帰ってオタマにそれをやってみせると珍しく「いいね」と。
「猩々」と「経正」、超強力な武器ができそうな予感。

写真:3週間前、八千代の丘美術館でやった、弦楽四重奏と朗読のコラボのシーン。これも面白かった。いかにもライブなステージはもうやらん。ハッとさせ、半年間は語り草になるような圧倒的パフォーマンスを見て聴かせてご覧にいれますわ。
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イナゴより羊だったか

2021/8/21(土)

コロナ騒ぎの中で、ふと、
今のこの国の状況が、何かの本で読んだシーンに似ているとずっと思っていたのだが。
それが今夜、たまたまBSでやっていた
「羊たちの沈黙」の続編「レッドドラゴン」を見たことで理会。
そう、羊、、、、わかった、パウロ・コエーリョの小説「アルケミスト」だ。

夜が明け始めた。
羊飼いの少年は、羊を追って太陽の方向へ進んだ。
「羊たちは、何も自分で決めなくてもいいんだな」と、少年は思った。
おそらく、それが、いつも自分にくっついている理由なのだろう。
羊たちの興味はと言えば、食べ物と水だけだった。
アンダルシアで一番良い牧草地の見つけ方を少年が知っている限り、羊たちは彼の友達でいるだろう。
そう、彼らの毎日はいつも同じ日の出から日没までの、限りなく続くように思える時間だけだった。
彼らは若い時に本を読んだこともなく、少年が都会のようすを話しても何のことかわからなかった。
彼らは食べ物と水さえあれば満足していた。
そのかわり、彼らは羊毛と友情、そしてたった一度だけだが、自分の肉を気前よく与えてくれた。
もし僕が、今日、すごく残忍な男になって、一頭ずつ殺すことにしたとしても、ほとんどの仲間が殺されてしまってから、彼らはやっと気がつくのだろう、と少年は思った。
彼らは僕を信頼していて、もう自分たちの本能に従うことを忘れている。
それは僕がいつもおいしい草のあるところへ連れてゆくからだ。

、、、少し前「イナゴの群れ」とも感じたが「従順さ」でいうなら羊のほうが近い。
ワクチンうって、思ったより大丈夫だったたとか、少し腕が腫れただけとか、
SNSに書き綴る警戒心の薄さ、無邪気さに
こわいものを感じてしまうよ。
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定期検診、、、赤と黒、、、

2021/8/13(金)

日赤にて3ヶ月ぶりの定期検診。
ひとまず異常なし。
しかし、毎回思うのだが、ここは大病院でありながら
コロナに対する警戒心があまりないように思う。
入り口で体温も測らないし、消毒液さえ置いてない。
担当医も「今後もコロナには気をつけて」などとは一言も発しない。
ひょっとすると「アレはただの風邪」とわかっているのではないか?

写真:先日日曜日、八千代の丘美術館にて開催された、
オタマの弦楽四重奏団のミニコンサートに、一曲のみ
朗読者として参加。
コロナだし、けっこうな郊外なので客入りが心配だったが
ホールの外に立ち見が出るほどの盛況。
演奏終了後、主催してくれた医師で画家である中垣満さんにいただいたのが
この一枚。
私のラッキーカラーが赤と黒というのは伝えてなかったからほんとに驚きましたとも。
早速仕事部屋に飾らせてもらいました。
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発表会用の紋付袴完成

2021/8/11(水)

来月に迫った能の発表会用の、私の紋付袴が準備できた。
というよりは、準備していただいた、が正しい。
なにしろ兄弟子Mさんが使ってない紋付袴を譲ってくださったうえ、
なんと紋まで自費でいれていただいたと。
当初は、当家の家紋を入れるつもりで図柄を渡していたのだが
特殊な紋ゆえ(先祖はトノサマガエルだからな)描き起こすとなると金額がかかるので
よく似た紋で間に合わせる事に(下の写真)。
入門から二年半。
うち闘病のため8ヶ月稽古を休んでいたので実質は一年ちょいだが
相当に練習は積んだ。
どう逆立ちしてもプロの能楽師には足元にも及ばないが
40年以上の表現者としての自負はある。
一矢は報いる。いや、二矢も三矢も。
それくらいの覚悟のないものがステージに上がる資格はない。
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76年目の夏

2021/8/6(金)

1937年頃の写真。
前列真ん中で
おじいさんの膝の上で足をブラブラさせている赤ちゃんが
私の母親。
写真に写ってる者のなかで原爆で生き残ったのは
疎開していた母親ほか3名。
このおじいさんも、横にいる親族、従兄弟達も
骨すら見つかってない。
私や親族にとって
8月6日は、そういう日。
スキャン (2)

ライオンの心理がわからないと、その牙から自分の身を守ることはできない

2021/8/1(日)

午後、契約しているシンクタンクの一つである
危機管理コンサルから2時間のレクチャーを受けた。
主にはコロナ関連だったが、にわかには信じられんような分析ばかりで
頭がクラクラ。
彼は「絶対こうだ」みたいな言い方はしない。
危機となりうる要素を分析し細大漏らさずクライアントに伝えるのが仕事であり
ワクチン「反対派」「賛成派」いずれでもない。ただ、客観的分析に徹する。
もちろん私もこのスタンスであり、
ほんとうにワクチンで人々の健康が得られるのなら支持するつもりであり
「派」でくくられるのは心外。
さて、コンサル氏から聞いた分析のなかからひとつだけ。
接種した人の大半はなんらかの副反応が出ているはずだが
なかった人もいる。
では、その人には耐性があるのか?
彼は驚くべきことを口にした。
「ワクチンのなかに一定数プラセボが含まれている可能性がぬぐえない」と。
なるほど。
現在は「治験中」なのだ。
有効成分が入ってないブツ、つまりプラセボを一定数含ませて出荷し
治験をするぐらいはやってるかもしれん。
危機管理コンサルは、相手の立場からの視点を重視する。
つまり、
「自分が製薬会社側だったらどうするか」を考えるのだ。
マーケティングも同じ。
ライオンの心理がわからないと、その牙から自分の身を守ることはできない。
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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