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絶対安静は最大の敵

2020/1/13(月・成人の日)

今週水曜日から抗がん剤治療の第二クールの後半戦がスタートし、早ければ木曜あたり、白血球数が減少するだろうから、その時点で無菌室に入ることになる。
で、再入院に備えて、ペットボトルの水やお茶、ドリンクゼリータイプのプロテイン、ティッシュなどの消耗品を段原のマックスバリューで大量購入。かなり安くついた。
11月末からの一ヶ月に及んだ入院で学んだこと、それは「絶対安静は最大の敵」であるということ。もちろん、安静にしておかねばならない期間はあるが、ただ漫然とベッドに横になってるだけでは、体も気力も衰弱する。
ドクターと相談しつつ、最大限の注意を払いながら極力体を動かし、しっかり食う。それを二度目の無菌室入院では、さらに高いレベルで実践する所存。
入院期間中は毎朝採血が行われ、トレーニングがオーバーワークにならないよう詳細なデータで監視してもらえるのも安心材料。
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抗がん剤治療第二クールの前半戦、フィニッシュ。

2020/1/10(金)

今週の、月、水、木、金と4日続けての抗がん剤治療第二クールの前半戦が、本日終了。
体重も1日でまた1キロ増えていた。
来週水曜から後半戦に入り、予定では木曜以降から白血球数が減少しそうだから、その時点で無菌室入院となる。
第1クールと違い、今回の自宅からの通院スタイルは天国。思うに、入院は管理が行き届いて緊急時の対応も万全だが、体力も気力も奪われ負担もハンパないなと。
無菌室まで数日あるから、その時点までどれくらい体力を高めることができるか、また、再入院後、10日間をどう戦い抜くか、知恵を絞りたい。
今日、点滴中に様子をヒアリングに来た薬剤師さんの情報では、よその病院の最新の無菌室には、ウォーキングマシンやサイクリングマシンなどの設備を常備しているところも出てきているとか。
白血球数がゼロでも適度の運動はすべきなのだ。俺もステッパーや軽いダンベルを持ち込むことを本気で考えている。

写真:通院スタイルでは血液内科病棟にある巨大点滴ルームを使用。ベッドが40床くらいある。
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スクワットのバリエーション研究

2020/1/7(火)

午前中、有料制オンラインサロン「西瀬戸300」の、今年一回目の動画収録。通常の尺は10分ちょいだが、新春特別号ということで20分弱。病気発症以降、トークの寸止めなし度がさらにアップ。命がけで語っているんだから当然か。

午後、仕事場の整理、脚部の筋トレなど。
5日前、脚部トレーニングとして、15キロのブルガリアンサンドバッグを背負ってのスクワットをやったところ、意外にも脚の表側の大腿四頭筋ではなく、裏側の大腿二頭筋ばかりひどい筋肉痛に。
なので本日はそのスクワットの他に、ランジ(やはり15キロのブルガリアンサンドバッグ使用)と、相撲でよくやってる「摺り足」で道場を対角線移動往復。いや、摺り足は効くわ。狭い無菌室の中でも十分やれるし、武術鍛錬にも直結しそう。

第二クールがスタート

2020/1/6(月)

本日より、抗がん剤治療の第二クールがスタート。
第一クールとは違い、自宅からの通院スタイルというのが気分的にも肉体的にもラク。
投与前、体重計に乗ってみると一週間前の退院時より2キロアップしていたのも嬉しかった。
明日1日休み、明後日から3日連続して抗がん剤投与し、数日のインターバルののち、来週半ばからまた連続投与。白血球数が減少した時点で無菌室へ入院となる。
さて、新年の挨拶も兼ね、親しい人物に現状報告を。すると、何人かはすでに知っていた。誰から聞いたのか尋ねると、俺のさして親しくもない人物の名が挙がった。たしかにTwitterではこのことは「ある明確な意図」を持って短めにアップしてはいるのだが、興味本位で吹聴せずにはいられない連中もいるようだ。
Facebookを辞めたのも(オンラインサロン西瀬戸300の運営上、アカウントは残しているが)こんな薄っぺらな繋がりだけで友達づらをするアホな輩が少なくないからでもある。ほとんど会ったこともなく世話にもなってないのに馴れ馴れしくくだらんメッセージをよこす者もウザかった。一見居心地のよさそうな、その実、可も不可もない腐った関係を気持ち良く断ち切れたのも、ある意味この病気のおかげといえる。日々、命がけで生きるとブレがなくなるね。

ウエイトで個々のパーツを追い込むという選択

2020/1/5(日)

午前中、トレーニング。
午後、初詣。

退院後のトレーニングたるや、40年鍛錬したなかでも、こんなにキツく感じたことはないくらいのレベル。1セット終えるたび、時に5分ものインターバルを置かないと次にとりかかる気力も体力も戻らない。
ただ、それでも投げ出さないのは、この病気に絶対負けたくないという意思のみ。
この一週間のトレーニングは主に、中〜軽めのウエイトを使用している。ダレまくった筋肉を叩き起こすにはこれまでの全身の連動性を高めるメニューより、ウエイトで個々のパーツにダイレクトに働きかけるのがイイのではないかという仮説を立てたわけだが、今の所、うまくいっている。で、毎回翌日の筋肉痛が凄まじい。
興味深いのは、10回程度上げ下げできるウエイトでは筋肉を起こすまでには至らないということ。マックス15〜20回前後がいいようだ。最近のボディビル界でも、限界の高重量にトライするのではなく、案外軽めのウエイトを使用してとことん追い込んでいくというのが主流になりつつあるとも聞く。
トレーニング後は頻繁に横になって休息も取る。食事もやや多め。

わずかながら復調の兆し

2020/1/4(土)

昨年12月29日の一時退院から約一週間が経過。
退院したその日からトレーニングを再開したものの、一ヶ月に渡る入院生活、特に通常の1.5倍という強度の抗がん剤投与による体の衰えは想像以上で、鍛錬というよりは、リハビリ。なにせ、体重からして7キロ近く落ちたのだ。
それでも、40年間体を鍛え続けたおかげで、薄皮をはがすように日に日に復調。
この調子なら、抗がん剤治療の第2クールがスタートする、今月中旬までには元気だった頃の8割程度までに戻せる気がしている。
発症から入院までの経緯は、おいおい書き起こしていきたいと思っているが、これまでの当ブログのトーンとは大幅にニュアンスが変わるであろう。「死」と向き合い続けたことで、本当に必要なもの、やるべきことがなにか見えてきたし、そうでないものは容赦なくぶった切ってゆく所存。
なお、このブログに関する個人的問い合わせには一切お答えするつもりがないので、そこはご理解を。
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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