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心は亡くさない

2014/7/30 水曜日

午前中、某ファミマにてクライアントと打ち合わせ。

午後より通常業務。

夕方、RCCにてTVCMナレ録り。

たしかに忙しい。しかし「心を亡くす」とはならない。狩猟本能を満たされるような充実感とでも言おうか、たぶん今、僕の望み通りやれているのだ。

写真:僕がネーミングとロゴのラフデザインを担当した「夜明けのジョニー農園」から魂の第一便が、キターっ!!
大企業だけでなく、個人事業者にも積極的にサポートしていくつもり。
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土用の丑の日

2014/7/29 火曜日

終日、執筆。

昼は、高校時代からの友人であり、マーケティングコンサル事業のパートナーでもあるT氏から、鰻弁当の差し入れ。ナイスです~!

夜、横川某所にて、作家兼美術家兼ミュージシャンのAKIRAさんと、詩人・橋爪文さんのコラボイベント「セルフストーリーオペラ~太陽が落ちた日~」を見る。
AKIRAさんとは一年ぶりの再会。全然元気そうでなにより。
このイベントのレポは明日以降。

写真:「西瀬戸メディアラボ」では現在、大手企業から個人事業主、アーティスト、伝統芸能家まで、規模やジャンルを問わないクライアントのマーケティングコンサルを請け負っている。
で、それとは別レイヤーで並行実施している、マーケティング実証実験やセルフコーチング技術の「現在」を紹介する季刊フリーペーパー「taido(態度)」を9月あたりに創刊すべく、ラフを制作中。
我々のスタンスや、必ずレスポンスの得られる超実戦的マーケティング手法の実例を、狙い絞ったターゲット(ここ大事)に向け発信するのが目的。毎号、書いてあるスキルをそのまま実行するだけで、ある程度、いや、場合によるとかなりの効果が期待できる内容にする所存。
西瀬戸メディアラボの新規顧客を得るためのセールスレターであり、顧客に対しては今後実施予定のインフォメーション・マーケティングへ呼び込む役割も果たす。
企画構成、取材、コピー、写真は私(この画像のカットはダミー)。レイアウト、デザインはH女史が担当。この表紙ラフの画像をfacebookにアップしたところ、某企業取締役の方から、さっそく良いレスポンスがあった。
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決心の積み重ね

2014/7/28 月曜日

午前中、市内某所にて、とある著名なスポーツトレーナーさん取材。約一時間、濃いインタビューが出来たと思う。例によって「なんでそこまで知ってるんですか!よく調べてるなぁ」と言ってもらえた。

午後より、廿日市の某茶道家ヒアリング。
個人にもダイレクトレスポンス・マーケティングは充分有効。むしろ企業より小回りが利きくうえ、リスクは限りなくゼロなので成果は99%期待できる。
ただ言うまでもなく、ご本人がその気にならないと絶対にうまくいかない。
ダイレクトレスポンス・マーケティングを「労せずして簡単に報酬を得る方法」と思っている人が多いが、かなり違う。
慣れ親しんだ、うまくいかないやり方を手放せるかどうかがカギ。ベテランであるほどプライドや仕事へのこだわり、過去の実績が邪魔をする。

さて、某レギュラー案件に関し、長年一緒にタッグを組んでくれている人に、今後の僕のビジョンを話した。
この仕事、半年以内をメドに徐々に切り離すつもりでいます、と。
全幅の信頼を置いている彼に、事前に意思を伝え、意向も聞いておくのがスジと思ったのだ。
「継続は力」はときに、進化の無い現状維持を招く。瞬間瞬間の「決心の積み重ね」こそが道を拓くと考える。

写真:またまたピンク・アーノッティアヌス。いやぁ、アタリでした。
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会えばワカル

2014/7/27 日曜日

明日取材が予定されている、著名なスポーツトレーナー取材のためのインタビューシートづくり。
なんで前日やってるのかって?
急に決まったからです(例によって広告代理店やプロダクションからは資料の類いはほぼゼロ)。

で、こっちで勝手に調査したところ、彼は鍼灸師の資格を持っていたり、ヨガをトレーニングメニューに取り入れたりと、東洋医術にも相当詳しい方ではないかと思う。
たぶん、明日も面白い取材になりそうな予感。
生身と生身、対峙した瞬間、細胞レベルで察知できるなにかが確かにあるのだ。
とにかく、会えばワカル。なんとかなる。
逆にどんなに事前調査をしようと、会わせてもらえなければ、僕の表現は的を捉えることは無い。
僕がクライアントの条件として「裁量権を持っている方」をあげているのも、同じ理由から。
たとえば肩こりのひどい人を施術するのに、その人が忙しくて来院できないから代理の人を、ということにはなりませんよね。
これと同じ。ご本人でないと。

写真:昨日の我が家の屋上から望む宇品の花火。
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圧倒的な充実感

2014/7/26 土曜日

午前中、道場にてIさん指導。

午後より、雑務。
が、久しぶりに体調不良。というか、ガス欠。
新事業プロジェクトを軌道に乗せるためのあれやこれやに加え、親友や初代春駒が亡くなったり、それと昨日、これから半年の事業運転資金のメドが(従来のレギュラー業務のいくつかは半年以内に手放す)たったりして、熱狂と疲労と安堵、3つ我あり(笑)。

しかし、あれだ、夜屋上でピアニストの友人と宇品の花火を見ながら思ったのだが、やっぱりなにより、圧倒的に充実感がまさるのだ。
間違ってなかった。
結局は自分次第よ。
グチや言い訳しているうちは、他人や世間の作ったレイヤーである「相場」から逃れることは出来ない。
覚悟を決めろ。
態度を表明し、自らの存在を知らしめよ。
これからもこれでいく。

写真:我が家に新人登場。ハワイオアフ島固有種のハイビスカス「ピンク・アーノッティアヌス」。一般的なハイビより一回り小さいが、逆にオシベはビューンと長い。ベッピンさんです。
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カネの正体

2014/7/25 金曜日

朝イチ、某銀行担当氏来宅。

その後も、午前中一杯、印鑑持って郵便局や銀行めぐり。カネのことはずっと他人に任せっぱなしだったので、こうやって自分で交渉し、動いてみると新しい気付きが多く、面白い。

カネとは、ただの「情報」にほかならない。銀行にだって、実際の札束は少ない。大半が「記録の上での数字」として存在するのみ。
僕はやったことないが、たとえば預金が3000万円ある人が窓口に行き「今スグ1000万おろしたい」と言ったところでまず受け入れてもらえない。用意するまで2、3日かかるのだ。通帳に「入っている」のではなく「書いてある」のだから。紙幣として存在していない。
稼いだカネも銀行振込。商品買ってもカード決済。実体のない「数字」が行ったり来たりしているだけ。
だからカネを稼ぐこと、あるいは逆にビンボーであることに、罪悪感を感じる必要はまったくない。
また、誰かが金持ちになればほかの人の取り分が減るわけでもない。
「利子」の性質を考えればわかるように、ダイヤや金(ゴールド)と違ってカネなどいくらでも勝手に生み出せるものなのだ。「情報」だからこそできる芸当。
てなわけで、稼ぎたい人は遠慮なく稼ぎましょう。

ところで、某郵便局で手続きを待っているとき、局内に張ってあるポスターを見て、ある発見をした。窓口に問い合わせると、局長さんがていねいに説明してくれ、こちらもたったいま思いついたばかりのアイデアをその場でプレゼン。西瀬戸メディアラボの実証実験がまたひとつ増えそうな気配。尊敬する民俗学者、宮本常一が、はじめて訪れた町を取材する際「まず郵便局へ行け」と本に書いていた。何十年経とうが、郵便局が地域の信頼できる情報通であることはゆるがない。上手に利用しない手は無いと思う。詳細はいずれ。
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賃貸契約書問題顛末

2014/7/24 木曜日

粛々と通常業務。

従兄弟達もそれぞれ九州各地へ戻っていった。
4つ年上のTは、たった二日間で両親の抱えていた問題を解決してくれた。

某御仁が、うちの親族の所有する市内中心部の建物にテナントとして入り飲食店営業を開始したのが5、6年前。
しばらくしてその親族が入院し長期療養が必要になったことから、テナント管理を近親者であるウチがまかされることになったのだが、なんとこのとき、テナント利用者と大家の間に賃貸契約書が交わされていないことが発覚。
一体どこの国の話なら?(笑)
気付いた両親が契約書を取り交わしたいと何度交渉しても「大家との口約束で充分。なんで信用しないのか」と、まったく取り合ってくれず、あげく、飲食店へ集金に出向いた僕のオフクロに逆ギレし大声で恫喝する始末。

俺の目もフシアナだった。「地域の盛り上げ役として尽力している素晴らしい人」と信じて疑わなかった。
ほんと、テナントを借りる前と借りたあとで、ここまで態度が豹変する人も珍しい。
僕は専門家を仲介させる案を出し、オヤジが知り合いの不動産屋に依頼したのだが、「大家の死後、****を狙っている可能性は否定できないが、それは法的に無理だから、しばらく様子を見てもいいのでは」という理解しがたい説明。
「しばらく様子を見る」ですと?
「口約束」した大家は入院し、痴ほう症状も出始めているからお願いしますと頼んでいるのに、「****」以外で賃貸契約書を書かない理由がどこに存在するかっつーの。理由があるなら説明するのが借り手のマナーなわけで疑われても仕方あるまい?
はなしにならんので、さらに別の不動産屋に頼んだらどうかと進言するも、我がオヤジ、すっかりめんどくさくなったのかまったく動かない(笑)。
で、一昨日の通夜の席で、その件の詳細を両親から聞かされた従兄弟のT(某行政機関勤務)が「これは一刻の猶予もないよ」と、通夜や葬儀の合間に法的資料集めに奔走してくれ、昨日夕方には、テナントで入っている某御仁の飲食店を訪ね、Tが速攻で雇った不動産屋立ち会いのもと、ようやっと契約書を起こすことを納得させたと。
この土地の相続権はTほか2人の従兄弟にもあるのだから当然なのかもしれぬが、ほんとに助かった。さすが必殺行政執行人。拒否できない理由をクールに突きつけたもよう。

ちなみにこの御仁の主催する某イベントには、彼がオフクロを恫喝した直後から出演をきっぱり辞退しているし、今後、賃貸契約書の問題が解決されたとしても一切出ることはない。
ま、いろいろと勉強になりました。
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めでたい日

2014/7/23 水曜日

近所の葬儀場にて、初代春駒の告別式。完全なる家族葬。
朝9時からというのは人生初(笑)。

その後、高天原に移動。一般人が忌み嫌う「友引」だからか、広々とした待合室の片隅にウチらのみ。
「朝10時半に昼食弁当出されてもさすがに食う気にならん」ということで、年上の従兄弟たちと初代春駒の生前の「困ったハナシ」で大いに盛り上がる(笑)。
11時半には「骨上げ」。全員で8人しかいないし、手元があやうい年寄りも多いので、僕が竹箸をたくみにあやつり「イソシギ」のごとく大半の骨を拾いまくった。
しかし、なんでしょうね。
湿っぽさや暗さが微塵も無く、誰ひとりとして涙も流さないのだ。人が生き切るとは、こうも爽快なのか。骨の乗った台を、天窓から差し込む陽光が照らし出し、その神々しさに、しばし見入ってしまう。ホンマにいい葬式じゃわ。午前中がええわ(笑)。
あらためて言おう「ばあちゃん、大往生、おめでとう」と。

写真:数少ない遺品の中で、従兄弟たちが「『鑑定団』に出そう!」と色めき立ったのがこの「鯛」の掛け軸。もともと従兄弟の母親が戦前に大陸から持ち帰ったものだから初代春駒の所有物ではないそうな。うん、筆勢や色使いは悪くない。
というか、ちょっと頑張れば僕でも描けそうな気がしたのだが、黙っていた(笑)。
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大往生

2014/7/22 火曜日

朝5時前、祖母、初代春駒の容態が急変したと、入院先の某病院から連絡があり、両親と3人で駆け付ける。
病室に入ると、すでに呼吸は止まり、心臓のみ動いている状態。
5時45分、見守る誰もが気がつかないくらい静かに旅立った。

入院生活から5年。見舞いに行くたび「はよ死にたい」と言っていたので、ようやく願いが叶ったのか、なんとも安らかな寝顔。
なぜだか、小学校に上がる際、彼女がランドセルを買ってくれたことを思いだしている。
96歳。大往生なり。

通夜や葬儀の準備を手伝っている合間も、メール、デンワで取材の段取りや打ち合わせ。
マーケティング・コンサル案件、いくつか進展あり。嬉しいことだ。
さらに僕のアイデアの奔流もとどまる気配無し。
望め、臨め。
行動し、圧倒しろ。
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一般大衆は9割間違っている

2014/7/21 月曜日

終日読書。というか、本日が月曜であることを夕方になって気付く。

午後から読み始めた、甲野善紀・松村 卓共著「筋肉よりも骨を使え!」が面白く、夕方までに読了。
世間一般に普及している西洋医学、栄養学、近代スポーツ理論は、その多くが根本を間違っているのではないかという思いが、僕の中でますます強まってきた。

とはいえ、この武術研究の第一人者とスポーツトレーニングの革命児と言われる2人の対話を多くの人が読んでも、このすぐれた術理が広く認められることはしばらく無いような気がするのだ。
マーケティングの勉強をしてわかったのが、ダン・ケネディも言ってるように「一般大衆は常に間違っている」ということ。
人と同じことをすれば安心し、
人と違うことをすれば恐怖や不安を感じる。
これが人間の本質だからだ。特に日本人は権威に弱く、この兆候が非常に強い。マーケティングの要諦はこの性癖をうまく利用し、圧倒的な成果を生み出すことにある。

ただ、今回は例外もありうる。
松村さんが指導しているスプリンター桐生祥秀氏が「100m9秒台」を叩き出すことができたなら、国内どころか世界が、古武術発想から生まれた「骨メソッド」に注目することになるからだ。
そうなるとウエイトレーニング、走り込み、ストレッチなど、従来のトレーニング法が根底から覆される可能性も出てくる。
実際、江戸時代の飛脚たちは、間違いなくマラソンの世界記録を上回るスピードで国内をフツーに駆け回っていたのだ。
「骨メソッド」のやり方は、松村さんの「誰でも速く走れる骨ストレッチ」に詳しい。興味ある方は是非。

写真:久しぶりにわたくしの顔でもどうぞ。昆虫か鳥のようですね。クエ〜っ!!
写真

雲の上はいつも晴れ

2014/7/20 日曜日

どうやら梅雨明け。

終日雑務。
週明けからの予定をチェックして、ますます納豆、じゃなく納得。圧倒的にマーケティングコンサル業務が目立つ。ほんまかいなと思ってもう一度確認する。やはり間違いない。

まだまだ始まったばかりだが、フリーランスになってからずっと感じていた、なんとも釈然としないいらだちの正体が分かった。これまでの業界を黒雲のごとく覆い尽くしていた閉塞感、息苦しさ。
いくら仕事の本数を増やしたところで、解決できる類いのものではない。
やはり「新しい仕組みを自分で作る」で正解だった。これもオクターヴ・メソッドでいう「オクターヴ上げ」である。
「上昇」を決めたときは少々度胸がいった。無事生還できるのかと。
で、登ってみれば、雲の上はいつも晴れておったわけだ。
自分で行動を起こせば梅雨明けを待つ必要はなかった。

写真:某所にてセガレのピアノ発表会。部分的にツメが甘いが、音の粒が大きく力強い。なんといっても確固たるグルーヴ感がある。いい演奏だった。
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マーケットを間違ってはいないか

2014/7/19 土曜日

7時頃目が覚め、まだ時間あるなと横になったら昼まで爆睡してしまう。

この一カ月で広告デザイン屋からマーケティング・コンサルへの引越しはうまくいった。もちろんこれまでのスキルも充分活かせるはずだ。

企業や個人事業者のお困りごとを年平均50ほどヒアリングするなかで見えてきたのは、彼らがビジネスの「うり」にしているものの多くが、ユーザーから見た場合「欲しいもの」になっていないことだ。
売りたい側(あるいは売れたい本人)と、買いたい側の思いのズレ。あるいはタイミングのズレ。
老舗やプロフェッショナルと言われているベテランほど、案外ここが見えなくなっているケースがある。
提供するものにどんなに思い入れがあっても、市場ニーズが無ければさっさと捨てましょう。ニッチ狙いであるならなおさらだ。

マーケティングコンサル業界のパンク野郎、ダン・ケネディのいう、3Mの原則「マーケット(市場はどこで顧客は誰か)」「メッセージ(どのように伝えるか)」「メディア(なにを使ってメッセージするか)」をよく見ると、心の底からタマゲることに、この中に「商品やサービス」は含まれていないのだ。以前僕が重視していた「まずブランディングありき」の発想も「非効率だ」と容赦ない。

最初のM「誰に売るのか」をまず考え、それからサービスや商品を考える。
実際、お困りごとを抱えている事業者のマーケティング案件を請ける際に実施する事前ヒアリングで、クライアントに「あなたが狙いたい顧客はどんな人々ですか?」と訊ねると、たいてい、キョトンとされる。
「考えたことも無かった」と。「良いものつくれば、必ず売れる」という間違った信仰に固執するあまり、市場や客が見えなくなっているのだ。
「こだわり」は、あとまわしでいい。むしろ多くの人は売る側の常套句である「こだわり」には完全に食傷気味でウンザリしていることは知っておいたほうがいい。
それよりマーケットで「どう見られているか」に意識を向け「どのように見られたいか」に思いを巡らせる。これが起点だ。

個人戦のアートや音楽も同じと思っている。
才能とテクニックが同程度なのに、売れてるアーティストとそうでないアーティストが存在する理由がここにある。
誰に、どんなシーンでどのように楽しんでもらいたいか。
売値は適切か。安っぽく見られているのは致命的だ。
駄菓子屋や夜店、見世物小屋、旅芸人的なポジションでは、いくらその世界が「本人の好み」でも、安定して報酬を思い通り得るのは永遠に無理であることくらい、誰でもわかるだろう。マーケットを間違っている。
仕事の本数を増やすのにも限界がある。体はひとつ。疲労は蓄積されるばかり。

このループから脱するには価値を高め、価格をあげる工夫をする。相場など思いっきり無視していい。
また、売れない市場にいると気付いたなら、すみやかに売れる市場へ移動することも必要になる。
「どんな商品なら喜んでもらえるか」も徹底的に考えるクセをつける。アイデアをパッケージ化する段になって、はじめてブランディングが必要となる。
慣れ親しんだやり方も定期的に見直そう。
アメリカの著名マーケッターがイヤミなことを言っている。
「自分の活動に関わっている近しい人物を5人あげろ。その5人とアナタは、身を置いている市場、客層、年収、ファッション、言葉遣い、そして向上心のレベルも、見事なまでに似たり寄ったりだろう」。
心当たりは無いだろうか。

どっちが良い悪いのハナシではない。
自分の人生、どうありたいか、限られた時間の中で選べるのはアナタだけだ。
心配せずとも世の中は、あなたがどんな人間か、あなたが気にするほど関心はない。
まずいと思ったら、いつでも何度でもやりなおせばいい。
問題は気付いても、今のスタイルに慣れ過ぎてしまって新しい行動が起こせない人があまりにも多いということだ。
それはプロとは呼べない。「ただ自分の好きなようにやりたいだけ」なら、趣味として割り切るべきだ。
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おい起きろ、でかけるぞ

2014/7/18 金曜日

午前中、当オフィスにて西瀬戸メディアラボの契約デザイナー氏とミーティング。
ダイレクトレスポンス・マーケティングの要諦である3M(正しいマーケット、正しいメディア、正しいメッセージ)を確認しながら、ある媒体(DM)を思いつくままラフ描き。

2時間以上におよんだディスカッションが終了し、一人でボ~ッとしていると、提携を結ばさせてもらっているデータサービス会社代表T氏から、ややコーフン気味のデンワ。
先日我々がプレゼンした大手食品メーカーさんから「しくみの導入」だけでなく、年間でマーケティングコンサルをお願いできますかとの打診があったとか。
、、、、マジですか???
広告代理店や営業コンサルには絶対やれない新機軸であるという自負はたっぷりあったが、なにしろ前例がないわけで、年間契約コンサルは「ま、そのうちやれればいいね」などと言いあっておった純朴な私たち。
これを快挙といわんでどうします。
本決まりではないが、こんなに早く反応あるとは。
もちろんクライアントのニーズには200%こたえる準備はすでにできている。

5月から強烈な胸騒ぎに従い人知れず開始した孤独なアクション。
昼夜を分たず、資料を読みあさり、有料のウェビナー(webセミナー)も眼球が痙攣起こすほど何百時間と受講した。人生で一番勉強したような。
確信?いやいや、最初は笑えるほどに不安もありましたとも。
その間たった一日でも疑いを抱いて立ち止まり、放り出していたなら、K氏ともタッグを組んでもらえなかったろう。
「参考になるシステムが見当たらなければ自分たちで作ってしまえ」は正解だった。
今日は素直に喜びたい。
勉強は生涯つづける所存。

「道にかなった欲望ならどんどん伸ばせ」
       by 中国の戦国時代末の思想家・荀子
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全体から部分へ、制限はチャンスへ

2014/7/17 木曜日

午前中、事務処理。

午後より、オフクロを病院へ送る。
某webプロダクションと打ち合わせ、企画書、見積調整など。
夕方、道場にて稽古指導。

稽古終了後、知人のK医師の講演を聴くため市内某所へ。約1時間、部分を全体から見る彼の診療姿勢、与えられた場で自分をどう活かしコミュニケーションを深めて行くかなど、非常に参考になった。
これはある意味、実にすぐれたマーケティング的アプローチである。そもそも森羅万象、単体で存在するものなどないし、また「制限」も見方を変えればいくらでもチャンスを生み出せるのだ。Kさん、ご招待いただきありがとうございました。

写真:今年最初のタイタンビカス開花。明日は6輪くらい咲きそう。
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伸びしろは現状の外にある

2014/7/16 水曜日

午前中、RCCにて、レギュラー番組のナレ収録。
提携を結んでいる某企業代表氏からは、素敵なオファーがあった。向上心を持ち、志を同じくする者のチームを「マスターマインド」というが、それが形作られている。有り難い。

午後より、複数案件の企画。
金額やしくみも含め、これまでのアドバタイジングと、ダイレクトレスポンス・マーケティングとの違いを僕が伝え切れていない部分があるのは承知している。
僕はクライアントが身を置いている業界の現状に鑑みて「ピッタリの服」は提案しない。つねに「ちょっと大きめ」あるいは「かなり大きめ」をお勧める。なぜならそこにこそ伸びしろがあるからだ。当然、前例がないケースも出てくるだろう。
もしも、クライアントが経験則で語れる部分が、その伸びしろの中に存在しているとしたら、僕の見極めは未熟であり不十分だ。
可能性はどこにあるか、徹底的に向き合いつつ、現状を超えた視点から描く、より詳細な設計図が必要となる。
あらためて自分に言い聞かせたい。
設計図は、思わず誰もが仕事の手をとめて振り返る「アーノルド・シュワルツネッガー級」でないとおまえの存在する理由は無い、と。
一つ一つ、勉強させてもらっている。大事にいきたい。
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身体楽器論

2014/7/15 火曜日

土曜日のノーモーション筋トレによる筋肉痛、ようやく収束(笑)。全身いい感じ。またやりたい。

コピーライティング、企画業務など。
それと、秋頃から某文化センターで開始予定の講座のタイトル決め。内容は「オクターヴ・メソッド」が基軸だが、グループセミナー用に大幅にアレンジする。また、フライヤーもこちらで準備したい。

過密スケジュールの中にあっても、筋トレはじめ、武術、ヨガ、気功、倍音メディテーションなど身体修練に充てる時間はむしろ増えた。
で、その状態で楽器に触ると、音を耳だけでなく、カラダの細胞丸ごとで聴き、共振しているような感覚がある。
アフリカの、いまだ原初に近い生活を送っている人々の奏でる音楽が素晴らしい理由のひとつが、その高い身体性にあるのではないかと思う。
現代社会に毒されていないピュアで健全な体と感性が、良い音楽を生み出す重要なファクターになっているのではなかろうかと。

楽器も同じだろう。たとえば、名器とよばれる世界最高級のヴァイオリンは、木の細胞がバラバラではなく、整然と一定方向に向いているそうな。これは、良質な材が名人級の手によって、10年20年と一定方向に整った振動を与えることにより、後天的に「作られる」部分も少なくないとか。
僕のやっている気功も、単純きわまりない一定の振動により、身体細胞を同じように配列するのを目的としており、この話と符号する。
演奏する人もまた楽器なのだ。

そんなわけで、長いこと音楽をやってきたが、今が最高に楽しい。一音一音が嬉しい。
現在「西瀬戸メディアラボ」新規事業計画のための第2、第3弾プロジェクトには「音楽」のレイヤーもちゃんと組み込んである。リッパに事務所所属アーティストとして計画性を持って活動しようと(笑)。

写真:最近、この、ネットもデンワもない、当オフィス屋上のペントハウスでアイデア出しすることが多い。それだけ多く、新しいことにチャレンジしているのだ。
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もったいない話、、、アーティストにも有効、、、

2014/7/14 月曜日

午後、市内某企業会議室にてヒアリング。
さて、ヒアリング終了間際の雑談の中でクライアントさんが、突如、僕の目をまっすぐ見て
「ところでホニャララ、作れますか?というか、作ってもらえますよね?」
と訊いてこられた。
僕の両サイドには広告代理店担当氏と、デザインプロダクションのディレクター氏。クライアントさんとは何年も仕事させてもらっているので僕が「コピーライター」であることは知っているはず。
なのに二人を差し置いて「ホニャララ=ある表現媒体」をアンタなら作れるはずだ、と。
僕はあくまで雇われ者。場のマナーはわきまえているので「てへへ」と笑って誤摩化したが、僕はまだしも、両サイドの二人はなぜ黙ってないで「いいですね!ぜひやらせてください!」と即答しないのか。
なんぼでもアイデアありますぜ。しかもダイレクトレスポンス型のやつが。
もったいないな~('~`;)

ヒアリングの帰り、広島三越催し物会場で本日まで開催の友人画家Iくんの個展をのぞく。
彼の手法は「ろうけつ染め」。
染めが難しいとされるシルク生地を素材にした、花や風景作品は、独特の透明感とやわらかさを備え、その不思議な奥行きは他の追随をゆるさないレベルに到達しつつある。
個展の準備で忙しかったろうに、もうすでに描きたい構想がうなるほどあると。素晴らしい。
自分の作品の存在をもっと広く知ってもらうため、僕のやってるブランディングやマーケティング手法にも興味があるそうなので、アドバイスすることを約束した。
こういう人はハンパなく伸びる。遠慮なく儲けてもらいたい。
今後がますます楽しみ。
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動的メディテーション

2014/7/13 日曜日

やろうと思えば仕事があるが、今日は終日オフとする。

昨日のノーモーション筋トレ後の筋肉痛、予想通り全身まんべんなくエエ感じです(笑)。
廣原先生に直接指導を受けて収穫は数あれど、特に「呼吸の使い方」も参考になった。
「大きく深く呼吸するように」とアドバイスされ、はたと気付いた。それを実行するには、力み過ぎていてはできない。力の入れ具合を加減して半分くらいにおさえたところで、ようやっと「大きく深く」が可能となる。要するに呼吸を目安にすればいいのだ。
これがわかってからはラクになった。なにより身体観察効果がもの凄く高い。
ヨガとはまた別次元のすぐれた動的メディテーションではなかろうか。

「ヨガを習いたいけど、どの教室も女性ばかりで行く気がしない」という男性にもお勧めしたい。こういうとヨガ女子に嫌われるだろうが、大半の女性インストラクターはヨガの本質を勘違いしている気がする。
ほとんどが美容体操の域を出ていないし、いかにも女子っぽいメルヘンチックなスピリチュアル主義も余計な演出だろう。そうでないと生徒を集められないのかもしれないけど。
そんなわけで女性もノーモーション筋トレを。もちろん絶大なる痩身効果、私が保証します。

写真:突拍子も無いことを思いつき「自分に出来るだろうか?」と一瞬でも疑いそうになったときはこの、カール・ラガーフェルドのドキュメンタリーDVD「スケッチで語る人生」を見ることにしている。
そう、スケッチするがごとく、思うがまま、チャーミングに、未来をなぐり描けばよろしい。
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ワナワナサタデー

2014/7/12 土曜日

午前中、我が師、廣原誠先生が開発された「ノーモーション筋トレ」を体感すべく、心体育道直轄道場へ。
僕のほか、女性3名が参加。
ノーモーション筋トレは、本(詳細こちら)を参考に自宅でも毎日やっている。器具を使わず、ポーズを決めてその体勢を維持しながら一定時間、力を入れ続けるこの静的トレーニングは、これまで30年以上に渡り実践してきたウエイトトレーニングや腕立て伏せなど、反復運動では決して鍛えることの出来ない細かい箇所が刺激されるのがわかり、とても面白いのだ。なにしろ環境の制限が無く、思いたったらその場で即実行可能。

さて、道場で創始者自ら指導していただいた、道場版ノーモーション筋トレは、まさに「異次元」の体験となった。
各ポーズが「単品」ではなく、絶妙に繋がり、10分近く継続するのである。
たとえば腹筋。ある角度で、一定時間キープしたら、緊張を維持したまま、頭や膝の高さを調整して、刺激を受けている部位を少しだけ移行する。で、数分後にまた少しズラす、を繰り返すのだ。
すると、体の奥底から眠っていた筋肉細胞がぞくぞく引き出され覚醒する感。「ここにも筋肉がありましたか」というような。その点と点が線となり、面となって繋がり、全身が熱く心地よい爽快感で満たされる。
休憩(脱力)を挟みながらの40分。終了時には全身ワナワナ状態。
このトレーニング法なら「鉄人」を越えられる。
鉄より強く、軽く、錆びない「チタン人」になれる。
興味ある方はぜひやってみませんか?(毎週土曜日1コインで受講できます。詳細はこちら)。
各種リハビリにも効果的です。

午後からは、ワナワナしたまま、当道場にてIさん指導。

夕方は、さらにワナワナ状態で、県立体育館武道場での心体育道黒帯研究会に参加。

意外に疲れていないのは、体の使い方がうまくなったからだろうが、明日の筋肉痛がコワイです(笑)。

写真:Iさん緑帯に昇進!彼女もノーモーション筋トレ教室に通ってます(笑)。
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存在理由

2014/7/11 金曜日

今年初めてセミの声を聴く。

終日、黙々と作業。あれこれやることは多いが、それが一つの目的に向かって集約されているのがわかり、妙な充実感あり。

最近の気付き「増えた」こと。
1、交渉の席にて、まったくのブレも澱みもなく、驚くようなコメントを発する。「いま俺が言うたですか?」みたいな。

2、企業だけでなく、個人事業主からの「ダイレクトレスポンス・マーケティング、くわしく訊かせてくれないか」という問い合わせ。

3、やたら「掃除したい!」という気持ち。余分なモノを除外したいという思いの延長か?

4、鼻息。魂の「圧」が高まっているのでしょう。

5、スグ使えそうなアイデア。
ハンパない量です。
思えば、これまでクリエイティブ業において、アイデアが評価されることはあっても、それがギャラに加算されることはゼロ。すべてライティングに「込み」とされてしまうのだ。
今後は逆。アイデアが「主」でライティングが「込み」となる。
僕はもう「広告デザイン屋」ではないのだ。コピーライターやアートディレクターのスキルを備えたマーケティングコンサル(去年作った名刺にも明記してある)。
広告デザイン屋や広告代理店は、CMやwebサイト、セールスツールを作るのが仕事。それはそれで尊い。
マーケティングコンサルは違う。
売れる仕組み、届く仕組みを作るのだ。
適確なマーケットを選出し、適確なメディアを使って、適確なレスポンスが得られるメッセージを発信する。ちゃんとした数字を出せなければ存在理由はない。
寸分の曖昧さもゆるされんシビアさが肌に合う。楽しいです。
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ターゲットのセグメント化、、、言い訳不要、、、

2014/7/10 木曜日

数日前から広島直撃が噂されていた台風8号であるが、結局四国沖を通過。ときおり晴れ間ものぞく、穏やかな終日となる。

本日届いたばかりの某一流マーケッターの本を読んでいると、自動車販売のケースを引き合いに「ターゲットのセグメント化」の一例が書いてあり驚く。それズバリ、先日、とある食品製造メーカーさんに僕らがプレゼン時に提案した戦術の一つだったからだ。
ターゲットを極限まで絞り込み、ヤリを深く突きたてるがごとくメッセージするというのが、ダイレクトレスポンス・マーケティングの基本であるわけで、それに沿ったコンサルティングがちゃんとできていたと。

忘備録。
世の中は常に2種類の人間しかいない。
言い訳しない人と、言い訳ばかりの人。
ダナ・キャラン、ペプシ、ナイキなどを手がけた世界的デザイナーであるピーター・アーネルは、184kgから70kgまで、110kg(!)のダイエットを成功させたことでも知られている。著書「人生を無理なく変えていく『シフト』の法則」のなかで、パーティーの席におけるダイエットの意思を霧散させる「言い訳」の数々を彼は次のように列挙しており面白い。

・食べるのが礼儀だろ
・そこにはそれしかなかったから
・だってみんな食べているし
・食べたのは一つだけだ
・ほかに選択肢がなかった
・そんなの些細なことだ
・人々の注意を引きたくなかったんだ
・昨日はよくやったんだから
・明日はきっと大丈夫だ

グチや不平不満も、すべて言い訳だ。
昨日「捨てる」ことについて書いたけど、身体ではなく、生産性の無い習慣のダイエットは僕ももっと必要かもしれない。
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3つの「減らす」

2014/7/9 水曜日

先週から数年ぶりに朝食を廃止(コーヒーとヨーグルトだけ)して1日2食へ復帰。
間食も減らし、意図的に空腹感をおぼえる時間を増やしている。
こうすると、通常より間違いなく集中力が上がる。「飢え」がより深いレベルでの潜在意識を呼び覚ます。胃腸は休まるし、細胞も燃焼し切る感あり。

2つめの「減らす」は、プロダクション在籍時代も含めると20年以上購読していた日経MJ新聞を解約。これ読んで、ちまちました流行り廃りを分析しても意味が無いことに気付いた。それはただの枝葉でしょう。肝心なのは幹であり本質である。
その一方で、アメリカの著名な一流マーケッター・ユニットのニュースレターを毎月取り寄せることにした。彼らのスキルは時代のアレンジが若干加えられることはあっても原則、不変であり、普遍にして不偏なり。

3つめ。
最近、飲みに出る機会が激減。忙しいというのもあるが、一人で飲んでいると周囲の客のネガティブな会話が耳に入ってくるし、「この時間があればアレがやれたな」とグルグル考えはじめ、落ち着かなくなるのだ。良い傾向。

今後、不要なモノ、面白味の無い退屈な習慣はどんどん捨てる。それが浮力を生む。
ちなみに、たくさんの浮力が「シャンパンの泡」のように同時多発でせり上がって、現状レベルをラインごと勝手に押し上げてくれるしくみのことを、オクターヴ・メソッドでは「シャンパン・フォーメーション」と呼んでいる。

それと、複数の知人から「忙しそうだな。新事業が軌道に乗ったら、もっと忙しくなるんじゃないか?」と言われた。
心配無用。
今はたしかにしんどい(けれど楽しい)が、軌道に乗せてしまえば年数回の長めの休暇も取れるようになる。
そのしくみが完成するまで、早くて秋、ひょっとすると年内一杯はかかる。それまでは厳格に、僕自身がダイレクトレスポンス・マーケティングの習慣に従って行動するのだ。
僕のストーリーも、いずれ成功事例としてクライアントに提示できるだろう。

写真:ソロか、デュオでライブ企画中。どんなに忙しかろうと、楽器にさわらない日はない。フトゥヤラなんて、もはや宇宙にイッテますぜ。音楽は仕事でも趣味でもない。血であり息である。
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特別な毎日を生きる

2014/7/8 火曜日

朝イチ、友人からのメールで、重篤だった友人Hさんが、今朝方、旅だったことを知る。

午前中、歯科にて定期メンテナンス。

午後よりマーケティング。

夕方、某銀行担当氏、来宅。
「たとえば3年先に、どのくらいの年収を見込んでいらっしゃるんでしょうか?」そう訊いてきたので、眉一つ動かさず、目標額をムニャムニャと口にしたところ
「ひぇっ!マジですかー!」と素っ頓狂に驚く担当氏。
ふふふ。
私は大真面目だよ。
そこに到達するための設計図はすでに頭のなかにある。もひとつ言うと、実際にカタチにするのに3年もかけるつもりはない。

今日、世界が終わるとしたら、なにをするか。
僕は、この究極の問いを常に自分に投げかけながら「ぜひともこれをやりたい」という特別な意識で、一瞬一瞬を生きていくつもりだ。
Hさん、どうぞ安らかに。
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態度を明確に表明せよ

2014/7/7 月曜日

未明から激しい雨。妻子を職場や学校に何度も送り迎え。
熱は無いけど、あいかわらずノドがいがらっぽい。

終日、夏から配信&発行予定の、西瀬戸メディアラボの2つの基幹メディアとなる、メルマガ「海まで1マイル」と、フリーペーパー「taido」のコンテンツ作り。
これを使って狙い絞ったターゲットに、文字通り「態度」を表明するのだ。

文字といえば、最近「言葉」が備えているポテンシャルに確かな希望を持てるようになった。
正直に言おう。
年明けの時点で、僕は「コピーライター」を廃業しようと真剣に思っておりました。はい。
webサイトをはじめとするネットワーク・セールス(決してネットワーク・マーケティングではない)の台頭で、何故かデザインやシステムが優先され、現在はコピーライターをまったく介在させないwebデザイナーも少なくない。
言葉は重要視されなくなり、というか軽視され、支払われる報酬もデザイナーやカメラマン以上に叩かれまくって屈辱的な額を押し付けられたこと数知れず。

けれど、アメリカのシビアなビジネスシーンで何十年も鍛えられ巨万の富を生み続けた「ダイレクトレスポンス・コピーライティング」を学んでみて、日本の「言葉などなくても成立する」「流行ってることやってれば安心」という風潮こそ、瞬間最大風速的にハデな勘違いであり、これまでも、そしてこれからも「まず言葉ありき」であることがわかったのだ。
イメージ先行の、あるいはシステム単体依存の、その実、なにも伝え切れていない表現は、今後どしどし淘汰されていくだろう。
マーケティングの巨人、ダン・ケネディもこう言っている。
「コピーこそが王道だ。メッセージがなによりも重要なのだ」と。
もちろん、ダイレクトレスポンス・コピーライティングのスキルを習得したとはいえ、活躍の場は待ってても来ない。自分で動いて作る。
なにしろ日本ではほとんど知られてないのだ。
だからこその、態度表明。

夕方、某大手広告代理店さんからメール。
「本日のプレゼン、おかげさまで良いものが提出できました」とのこと。
こちらの会社案内のページネーション、コピー、デザインにもダイレクトレスポンス・マーケティングのエッセンスをたっぷり投入している。
これがいいのはうまくいくかどうか、冒険をする必要がないこと。
効果が得られるのはアメリカのマーケットで実証済みだからだ。

写真:「ブログの夕焼けのカットはどこで撮られているんですか?」とよく訊かれます。ほとんど当オフィス屋上からの定点観測です。きょうは一瞬雨が上がり、こんな幻想的な表情を見せてくれました。
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オクターヴ移行の際のワープゾーン

2014/7/6 日曜日

終日、惚ける。というか、ちょっと風邪気味か?

この一週間は、2つの大きなプレゼン、2人の近しい人物の重篤、その他、跳躍のための融資交渉などがあり、昨夜の夜は、何年も経験したことが無いほどの、達成感&爽快感をともなった疲労にサノヨイヨイ。

4月末、天啓のごとくある情報がもたらされる。
当オフィス屋上から、東の空に巨大な翼を広げるイーグルのような雲を見た、あの日だ。
異様な胸騒ぎを覚え、すぐ資料を取り寄せると昼夜を分たず読みふけ、ノートを取り、図を起こし、そのスキルを血肉とする作業に没頭。
2、3年くらいのようにも思える充実した60日を経て、気がつけば前人未到エリアの入口へ到達していたと。

少し前につかのま感じた強烈な孤立感は、やはり別オクターヴへ移行する際に通過せねばならぬ無風無音空間だった。
これを「ワープゾーン」と名付けることにする。僕自身、ここまでハッキリと強烈なワープを経験したことはない。今後は受講生に「全然こわがらなくていいですよ」とアドバイスしよう。
で、今、移行した新しいオクターヴにほかの人の気配を察知できた。
彼らとも近いうち会えるだろう。とにかく、決断しないと、はじまらないのだ。

  優柔不断なロックスターはいない。
  優柔不断な宇宙飛行士はいない。
  そして優柔不断なCEOもいない。

         by カレン・サルマンソン

写真:僕が屋号ネーミングとロゴのラフデザインを手がけた農園のオフィシャル段ボールがついに完成!自分で言うのもなんだがパワフルでかっこいい。
今後も、企業だけでなく、個人事業者からのブランディングやネーミング、マーケティングコンサルもお請けいたします。
その際は、騙されたと思ってこちらの提案を1から10まで実践してみてください。そうすれば割と短期間で確実に成果が得られることを約束します。
逆に「やれそうなもの」だけ選んで自分流にやるのでは、うまくいってない現状を替えることは難しいと思います。
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初号機の覚醒

2014/7/5 土曜日

クラウド型データサービス会社の社長TとスタッフIさんの3人で、山口県にある某大手企業を訪問し、プレゼン。
大きな手応えあり。なにが嬉しいかってあんた、クライアントにもかつてないレベルで「あなたたちにして良かった」と喜んでもらえる気配がムンムンしているのですよ。
帰りの車中でT氏ともコーフン気味で話したのだが、今回の我々の提案は「広告」を内包しつつも、それを遥かに超越する、間違いないマーケティングの「しくみ」を独自に構築できたことを再認識。
他者(あるいは他社)が、僕らの描いた設計図をマネしようと思っても、金額面(スステム開発費がハンパではない)、スキル面においてもまず無理だろう。
もうひとつ、T氏とその外部協力スタッフ、僕で形成されるこのタッグは、おそらく国内でも前例がないであろうと。
この高いシンクロ率はエヴァンゲリオン「初号機の覚醒」を彷彿させる。
いや~、スゴイことになってきたど。オクターヴ大拡張だ。
写真

今際の汀で見る夢は

2014/7/4 金曜日

昨日も祖母が危篤になったり、慌ただしかったが、本日も朝から区役所に住民票や印鑑証明を取りに行ったり、銀行へ呼び出されたり、いったい何カ月この調子なのか。
と、オフィルに戻ると古い友人が重篤の状態との連絡があり、入院先である西区の病院へ。
彼がこの5月に再入院したのは知らなかった。というか、最近、デンワしても出ないので気になっていたのだ。
僕が病室に入ると、ちょうど意識が戻ったところで、話しかけると頷いてくれた。息子さんの説明では、おそらく1週間がヤマらしい。なにもできんのがもどかしい。
先日の「ノア」の創造主の「光あれ」ではないが、知り合って30年に渡り、彼ほど僕の人生に光=きっかけをもたらせてくれた人物はいない。
付き添っている女性の方の説明では、混濁する意識の中で「三里塚闘争」の夢を見ているらしいうわ言を口にしたとか。

彼が熱射病のように狂おしい青春を過ごした時代よりひょっとすると、今の日本の方が100倍も重要な局面にたっているように思える。
ふと考えてしまった。
いつか、僕が今際の際で見る夢は果たしてどんなものだろうか、と。
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シュワルツネッガー級

2014/7/3 木曜日

終日、マーケティング。

メインは、夏以降に出版するつもりのマーケティング&自己啓発専門フリーペーパー「taido(タイド)」のコンテンツ構成。
この数年、企業季刊誌だけで数種類トータル50冊(!)をほとんど自分で企画し、取材や全ページの執筆もすべてやったおかげで、取材交渉から面白いと言ってもらえるページ作りの手法まで、膨大なスキルを蓄積できた。これこそ、次へ向かうための強固な土台となるであろう。

通常のフリーペーパーと違ってtaidoがユニークなのは「スポンサー広告枠」がゼロであること。
つまり、完全なる自費。今のところ、企画から印刷費まで僕とデザイナーの2人だけでやる。
やはり夏から配信予定のメルマガ「海まで1マイル」同様、ダン・ケネディ流マーケティングでいうところのFE(フロントエンド)の役割を担う重要な媒体と位置づけ、徹底的に絞り込んだターゲットに向けて「アーノルド・シュワルツネッガー級」の存在感を演出する所存。
もちろん我々の業務も間接的にPRするが、読んでためになる厳選した情報を満載します。

世間一般が従来のやり方に慣れ親しみ過ぎて疑問を抱かない現在、「目に留まらないもの、レスポンスのないものは存在しないのと同じ」というコンセプトを掲げるダイレクトレスポンス・マーケティングの良さは案外理解されにくい。
その一方で「有望な見込み客」が存在するのも確か。その数は全体の約5%。僕らは、この「超ニッチ」に向けアプローチする。

などとフガフガ言ってると、夕方、祖母・初代春駒の容態が悪くなったと入院先の病院から連絡があり、両親と駆け付ける。
意識はあり、呼びかけにも応じるし、僕のこともわかるようだ。まだしばらく大丈夫。

病院から戻り、中学生になったYくん、3カ月ぶりの稽古指導。新生活が慌ただしく、しんどそうだったので、両親とも話し合い、しばらく休会をきめたのだが、学校にも慣れ、本人の強い希望で再開。正直、こういうケースではそのままヤメる場合が珍しくないだけに、久しぶりに彼の顔を見てジンときてしまった。
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クリエイター

2014/7/2 水曜日

朝イチ、某デザインプロダクションからデンワ。
昨日送った会社案内プレゼン用のコピーを絶賛していただき、安堵。自信があっても受け入れてもらえなければ意味が無い。というか、腕を見込んでのご指名だったわけで、期待に応えることができて良かった。

午後イチ、市内某デザインプロダクションにて、別のプレゼン案件の打ち合わせ。

数日前、イオンシネマのレイトショーで「ノア 約束の舟」を見た。例の旧約聖書の創世記を実写化した作品で、仏教原理主義者(仏教は宗教ではなく哲学)の僕にはまったくといっていいほど響いてこなかったのだが、日が経つにつれ、いろんな解釈ができることに気付いた。

「創造主」は「きっかけ」に過ぎないのではないか。
創造主の意思に従順にしたがうより、
自らの中に創造主を作ることを、実は創造主自身がのぞんでいたのではないか。
そうであるなら僕らもまた勝手に「光あれ」と言ってしまっていいのではないか。
だいたい映画の中で創造主は「クリエイター」と呼ばれていたじゃないか、とか。

この数日で再認識。僕の進もうとしているのは「イバラの道」どころか道すら無い「未開の地」らしい。
気に入った。
光、音、色、味、匂い、あれやこれや好き放題、クリエイターとして彩りがいがあるというもの。
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設計図、、、研究所、、、

2014/7/1 火曜日

終日、プレゼンのための企画。
なんだか、ものすごく効きそうな設計図が出来上がってしまう。
「おいおい、こんなに簡単にいくんかい」とかえって不安になり、しばらく放置しては読み返す、という作業を延々リプレイ。

で、こりゃ間違いなくイケそうだと。
ダイレクトレスポンス・マーケティングの手法をイチから勉強し直したのは、5月1日であることはたしかではあるが、すでに広告デザイン業界に23年おり、コピーライティングやアートディレクションだけでなく、ナレーターのスキルもばっちりあるし、思考力・発想力を拡張する独自メソッド開発のため、それ関係の本も500冊は読んでいるのである。
よってダイレクトレスポンス・マーケティングは、かなり容易にパターン認識でき(難しいどころか逆にシンプルでわかりやすい)、砂漠に水を撒くかのように吸収できた。
問題は、今回の設計図に自信はあっても、クライアントに理解していただけるかどうか。
プレゼンは今週土曜日。

さて、西瀬戸メディアラボでは、契約しているグラフィックデザイナーと、研究実習を行うことにした。
ギャラが発生しないのにプレゼン以外でクリエイターがなにか自主的に作るという話はほとんど聞かないが、常日頃から研究していれば、エエもん絶対出来る。もちろん、我々はヒマなわけではない。
もともと「西瀬戸メディアラボ」と名乗っている通り、ウチは紛うことなく「ラボラトリー=研究室」なのである。
ちなみに、石垣島の島内に100カ所以上ある民謡を指導する施設はすべて「教室」ではなく「民謡研究所」と看板を掲げている。通じるなぁ(笑)。
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プロフィール

三代目春駒/小林カズヒコ

Author:三代目春駒/小林カズヒコ
マーケティングコンサル、童話作家、声優、ミュージシャン、武術師範(心体育道小林道場師範)など、多方面のトップで活躍するハイブリッド系パフォーマー。能の謡(うたい)を京都在住の観世流シテ方能楽師、杉浦豊彦先生に師事。ちなみに「春駒」とは、芸者として博多で活躍していた祖母「春駒」の芸号である。2019年末、悪性リンパ腫のステージ4と診断され、半年間の抗がん剤投与を経て翌年5月に寛解。

西瀬戸メディアラボHP
http://www.nishisetomedia.jp/

三代目春駒オフィシャルHP
http://www.harukomania.com/

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